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2012/01/20 【労働経済】
トヨタ労組、ベア要求見送り 3年連続
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トヨタ自動車労働組合(鶴岡光行執行委員長、組合員6万3千人)が2012年春の労使交渉で賃金水準を引き上げるベースアップ(ベア)相当分の要求を見送る方針を固めました。
円高や海外勢との競争激化で経営側の姿勢は厳しく、3年連続で賃金改善の要求を見送ります。
日立製作所や新日本製鉄など電機、鉄鋼の大手労組も賃金改善の要求を見送る見通しです。
トヨタ労組の動きで賃金改善なしの流れが広がりそうです。
今後は定期昇給の維持と一時金を巡る交渉に焦点が移ります。
ベア見送りは、円高による輸出採算の悪化など経営環境の厳しさを考慮したのが理由です。
要求案では賃金水準を維持する定期昇給(定昇)相当の「賃金制度維持分」として、7300円の確保を目指します。
今後は年間一時金(ボーナス)の要求案に焦点が移ります。
要求額に反映させるトヨタの単独業績は、12年3月期の予想で、単独業績は東日本大震災の影響もあり最終損益が800億円の赤字(前期は527億円の黒字)の見通しです。
12年春闘をめぐっては、上部団体の連合や金属労協に加え、トヨタ系企業の307労組が加盟する全トヨタ労働組合連合会(組合員32万1千人)が、ベア統一要求の見送りを決めています。
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